A. 

 相続が発生しますと通常の場合には会計事務所に申告の手続きを依頼することになりますが、どういった会計事務所が良いのか迷われるのではないかと思います。
顧問の会計事務所があれば、その会計事務所に依頼するケースが多いと思いますが、もしそういった会計事務所がない場合にはハタと困ってしまいます。
こういった場合、知り合いの人に紹介してもらう場合もあるでしょうが、最近は会計事務所もホームページを持っているところが多くなっているので、それで探すケースも多いのではないでしょうか?
ところでホームページを検索すると様々な会計事務所が画面に表示されます。私も参考のために検索することがあるのですが、例えば次のようなコピーをよく目にします。

○大手の会計事務所

  「私の事務所では相続専門の税理士を何人も抱えており、様々な事例を経験しています。
   報酬は若干高いかも知れませんが、節税のことを考えたらトータルとしてはお得です。」


○普通の会計事務所

  「私の事務所では明瞭会計になっており、他の事務所よりかなり安いと思います。
   日曜祭日いつでも対応させていただきます。」

 これ以外にもいろいろありますが、それではどのような事務所に決めたら良いでしょうか? 料金が安いところが良いでしょうか?
これについては人によって考え方は違うでしょうが、ご自身の状況を冷静に分析して、それに相応しい事務所が良いのではないかと思います。
例えば、規模も大きく複雑な事案の場合には大手の会計事務所とか資産税を専門にしている事務所が向いているでしょうし、自宅以外にはこれといった財産がない場合には普通の会計事務所が相応しいのではないでしょうか?
それほど大した財産でもないのに大手の会計事務所に依頼するとバカ高い報酬を要求されるだけですし、複雑な事案であるにも拘らず、ケチって何のノウハウもない事務所に依頼したのでは結局大損してしまう可能性が高いからです。
それではしかたに会計はどうだということになりますが、アパマン経営に特化している事務所なので、もしアパートとかマンション等が財産の中心を占めているのであれば、様々なノウハウをご提供できるのではないかと思います。

(注)「資産税」について


「資産税」というのは相続税、贈与税、譲渡所得税を指します。したがって、相続、贈与、譲渡という単発的な出来事だけを対象とした税務分野のことです。
このようなことから「資産税に特化している事務所」という場合、本来であれば法人税とか所得税等の顧問先は持たないのがスジです。税務署出身の会計事務所の場合には純粋な意味でこういった事務所があります。