この画面は諸費用のうち「創業経費」を入力するためのものです。
「創業経費」とは支出した時点で一時に経費になるものです。画面にあるように印紙代や登記費用、各種手数料等々、様々な費目から構成されています。
なお、厳密に言えば、個人か法人か、個人の場合でも既に不動産経営をやっているか否かにより、一時に経費算入するケースと建物等の取得価額に算入して減価償却するケースがありますが、ここではあくまで一般的な処理として創業経費に計上しているということです。
ところで、それぞれの費目で「自動」を選択しますと、当然ながらそれに関連する項目のデータが入力されている必要があります。例えば、土地や建物の固定資産税等を計算する場合、当然ながら、その時点でそれぞれの固定資産税評価額が分かっていなければなりません。
具体的に言いますと、土地や建物の固定資産税等はインプット表「⑨必要経費等」の中の「土地の固定資産税等」や「建物の固定資産税等」で計算するのですが、そのためにはインプット表「④土地の固定資産税評価額」と「⑤建物の固定資産税評価額」に必要なデータが入力されている必要があります。
いずれにしてもいちいち入力する順番を考えないといけないとすると大変なので、このシステムではインプット表の若い順番で入力すれば比較的スムーズに計算していけるようになっています。
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