建物の耐用年数表 

 耐用年数
 

 ここにいう「耐用年数」とは、新築した時から実際に取り壊すまでの年数ではなく、減価償却限度額を求めるために税務上、法定されている年数を言います。
 この法定耐用年数は非常に細かく指定されておりますが、事業収支計算を行う上ではそれほど厳密には計算しません。
 通常、建物本来については構造・用途に応じて決められた耐用年数を採用し、附属設備については平均的な耐用年数である15年を採用しております。
 以下、ご参考のために<建物本体の耐用年数>を列記しておきます。

鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄筋コンクリート造のもの
細 目 耐用年数
事務所または美術館および下記以外のもの 50年
住宅、寄宿舎、宿泊所、学校または体育館 47年
飲食店、貸席、劇場、演奏場、映画館または舞踏場
 飲食店または貸席で木造内装部分の面積が3割超のもの 34年
 その他のもの 41年
旅館またはホテル
 木造内装部分の面積が3割超のもの 31年
 その他のもの 39年
店舗または病院 39年
倉庫事業用の倉庫
 冷蔵倉庫用のもの 21年
 その他のもの 31年

れんが造石造またはブロック造のもの
事務所または美術館および下記以外のもの 41年
店舗、住宅、寄宿舎、宿泊所、学校または体育館 38年
飲食店、貸席、劇場、演奏場、映画館または舞踏場 38年
旅館、ホテルまたは病院 36年
倉庫事業用の倉庫
 冷蔵倉庫用のもの 20年
 その他のもの 30年

金属造のもの(骨格材の肉厚が4mmを超えるもの)
事務所または美術館および下記以外のもの 38年
店舗、住宅、寄宿舎、宿泊所、学校または体育館 34年
飲食店、貸席、劇場、演奏場、映画館または舞踏場 31年
旅館、ホテルまたは病院 29年
倉庫事業用の倉庫
 冷蔵倉庫用のもの 19年
 その他のもの 26年

金属造のもの(骨格材の肉厚が3mmを超え4mm以下のもの)
事務所または美術館および下記以外のもの 30年
店舗、住宅、寄宿舎、宿泊所、学校または体育館 27年
飲食店、貸席、劇場、演奏場、映画館または舞踏場 25年
旅館、ホテルまたは病院 24年

金属造のもの(骨格材の肉厚が3mm以下のもの)
事務所または美術館および下記以外のもの 22年
店舗、住宅、寄宿舎、宿泊所、学校または体育館 19年
飲食店、貸席、劇場、演奏場、映画館または舞踏場 19年
旅館、ホテルまたは病院 17年
   
木造または合成樹脂造のもの
 
事務所または美術館および下記以外のもの 24年
店舗、住宅、寄宿舎、宿泊所、学校または体育館 22年
飲食店、貸席、劇場、演奏場、映画館または舞踏場 20年
旅館、ホテルまたは病院 17年

木造モルタル造のもの
 
事務所または美術館および下記以外のもの 22年
店舗、住宅、寄宿舎、宿泊所、学校または体育館 20年
飲食店、貸席、劇場、演奏場、映画館または舞踏場 19年
旅館、ホテルまたは病院 15年

簡易建物
 
木製主要柱が10㎝角以下のもので、土居ぶき、杉皮ぶき、ルーフィングぶき
又はトタンぶきのもの
10年
堀立造のものおよび仮設のもの 7年